昨今の社会的状況から、当団も当然のことながら活動中止になっています。
換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることは避けてください
イベントを開催する場合には、風通しの悪い空間や人が至近距離で会話する環境は感染リスクが高いことから、その規模の大小にかかわらず、その開催の必要性について検討するとともに、開催する場合にあっては、風通しの悪い空間をなるべく作らないなど、その実施方法を工夫するようお願いします。
ー厚生労働省 新型コルナウイルスに関するQ&Aより
どうやって練習すればいいんだろう?
かみこんは60余名の合唱団ですから、密に人が集まらない訳がないですし。会話もしますし、歌を歌っちゃいますし。練習は夜ですから、窓全開でやることもできないですし。集団感染をおこすわけには参りませんし。
ただ、アマチュア合唱団ですから、毎週の練習で少しずつレベルアップを目指しています。ですから練習ができない=まとまって声を出すことが少なくなるわけで、今年の演奏会が少し心配になってしまいます。5月、6月はどうなっているのでしょう。合唱際は開催されるのでしょうか?演奏は間に合うのでしょうか。春先の演奏会は大方が延期になっていますね。
したがって自主練習をお願いするほかないわけです。
と言っても全員が自宅で歌が歌える環境ではないですよね。
どの合唱団も自主練習は大変ですよね。かみこんでは自主練習用にパート別の音源を作成しています。最近ではボーカロイド版も試作しています。歌は下手ですが(作者のせいでもある)歌詞を覚えるのには効果があるかなとはおもいます。暗譜が信条のかみこんですから。
ただやっぱり実際に合唱できないことでやっぱりストレスが溜まります。
無理やりやってしまうというところもあるのかもしれません。
でも、大事なことは不安な要素はできる限り避けることだと思います。
誰かが責任を取れば済むような問題ではありませんし、取れるようなものではない。
リスクは最小に、利益を最大に。アマチュアですから、そこはプロとは違います。
音楽や舞台を生業にしていらっしゃる方とはやはり異なります。そちらは死活問題ですし。
ただ、アマチュアだからこそくだらないことで継続できなくなってしまうようなことはたくさんあるのです。
でも、合唱が困難になる時代になるとはなぁ。
かみこんは多趣味(趣味というレベルではない方も多数ですが)のかたがおおいのですが、多くの活動が自粛されるなか、ストレス解消も難しいですね。「誰かとなにかをすることで想像できなかったことが起こること」「新しい感動が生まれること」がストレス解消のもとになる気がします。こういったことがどうしても困難になってしまっているのが現状です。
集まるのが無理な現在、通信インフラの整備が進み会議などは多地点接続で行われています。しかしやは実際にはわずかな時間差があり同期が難しいので、音楽の演奏としては現実的ではありません。将来は合唱団も変わるのかもしれません。メイン会場に接続してどこからでもサテライト参加、遠隔地団員の定義が変わるかもしれませんね。バーチャルの自分が会場に立っていたりして。でも、打ち上げがひとりでは寂しいかも。
集まって歌えなくなっておもうことは、やはり歌いたいと思うことです。こういう時だからなおさらでしょうか。
今回の出来事で活動ができなくなっている合唱団は多々あるのでしょう。演奏会ができない、指導をしてもらえない、会場が確保できないなど、これを期に活動やめるようなことがあり、アマチュア合唱全体の規模がさらに小さくならなければいいなとおもいます。
すこし話しは変わりますが、作曲家Eric Whitecraのvirtual choir(バーチャル合唱団)プロジェクトをご存じでしょうか?
今から10年ほど前になりますが彼の「Lux Aurumque」の楽譜と指揮をしている動画を公開しそれに合わせて歌った動画を集め、編集し一つの合唱としたものが公開されました。初めは世界12カ国、185の歌声から始まり、virtual choir 5 では120カ国8000を超える歌声があつまり作品が作られたとのことです。
壮大な企画であり、取りまとめるのに相当の技術とエネルギーを要するものではありますが、こんな時代だからこそこういったものが歌を歌うもの聴くものへの活力になるかもしれません。
みなさんにとって良い方向に向くよう心から願ってやみません。
早く練習が問題なく再開できますように。
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